近代天皇像の形成

安丸良夫

著者は、「近代の天皇像は、実質的には明治維新を境とする近代化過程において作りだされたものである」と強調してきた。近代国家の形成に際して、国民的アイデンティを構成し国民国家としての統合を実現するために、近代天皇制は重要な役割を果たしている。本書では、近代天皇制の解明を通じて、近代日本の思想やイデオロギーがどのように形成されてきたかを、思想史の立場から検討している。近年関心の高い皇位継承問題についても述べている。 (岩波現代文庫)

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