ウィトゲンシュタイン 天才哲学者の思い出 

ノーマン・マルコム

ウィトゲンシュタイン哲学の魅力は、崇高な思想だけでなく彼の人生そのものにもある。この本は彼の弟子にして友人の回想録。19世紀末ウィーンで鉄鋼王の末子として生まれ、ケンブリッジ大学の哲学者バートランドラッセルにより天賦の才能を見出され、ウィトゲンシュタインの前期哲学「論理哲学論考」を哲学体系の集大成として完成。その後 全財産を放棄し学界から隔絶した世界に身を置くものの、自らの理論に誤りを見出し再びケンブリッジに復学。しかし後期哲学の「哲学探求」完成目前にして孤独のうちにがん死するという壮絶な生涯だった。臨終の言葉は次のように伝えられている。「僕の人生はすばらしかった、とみんなに言って下さい」 (板坂元:訳/平凡社ライブラリー)

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