よくわかる宗教学
櫻井義秀、平藤喜久子:編著
宗教を学問として学ぶとはどういうことかから、神話、儀礼、経典、象徴、巡礼、教祖、信者、回心、信仰実践、布教、宗教組織、祖先崇拝、自然崇拝、シャーマニズムといった、宗教が含む要素を解説。そして世界5大宗教だけでなく、日本の神道やラテンアメリカ、アフリカ、オセアニアも含む世界の宗教、日本の近現代に興った新宗教まで、世界のあらゆる宗教を概説し、最後に現代社会における宗教の役割や課題を提示する。天理大学の山田政信先生は、ブラジルを含めたラテンアメリカの宗教全般を概説している。今後ますます文化的価値の多様化が進むことが予想され、そうした事態に臨むための知識を、本書を通じて身につけてほしい。
(ミネルヴァ書房)