風の中のマリア

百田尚樹

なんと主人公がススメバチの小説です。生物の不思議を感じながら、生態系の厳しさについて学ぶことができます。感動する内容の小説でありながら、女王バチや働きバチが、またハチの性が、どのように決定されるのかについての遺伝学的な図解まで盛り込んであります。

とてもユニークな設定で、純粋に小説として楽しむことができるだけでなく、生物に対する興味まで掻き立てられるという秀逸な小説です。知的好奇心が強い人、小説を通じて生物の不思議に触れてみたい人におすすめです。また、本書から生物学について興味を持たれたら、さらに、いろいろな生物の不思議について調べたり考えてみたりしてもらえれば、とても良いのではないかと思います。 (講談社文庫)

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