イワナの謎を追う
石城謙吉
大学を卒業して高校教諭になった著者が、イワナの研究にのめり込んでしまい、仕事を辞めて大学院へ入学する。なぜイワナを研究することがそれほど魅力的だったのか。推理小説のようなストーリーに引き込まれて読み進むうちに、科学することの面白さ、喜び、楽しさが、ビンビン伝わってくる。生物の種とは何か、似た2種が野外で共存できるのはなぜかなどの生態・進化分野の中心課題についても、著者のイワナ研究を通じてわかりやすく紹介されている。
(岩波新書)
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