精子の話

毛利秀雄

繊毛に似た構造で、細胞の一部が細長い糸状に伸び、やはり運動性を持つものに鞭毛がある。原生動物、細菌類、藻類、あるいは動物の精子など動植物界に広く存在する。ねじれ、波動などの運動を行なって、移動、栄養摂取、生殖などに重要な役割を果す。この本は、精子の鞭毛の構造についてくわしく書かれている。鞭毛以外に精子核の周りを帽子状に囲む尖体という部分の核、ミトコンドリアなどの構造や働きにも触れており、生殖や発生という分野のことを知りたい場合にも楽しく読める。 (岩波新書)

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