つきあい方の科学 バクテリアから国際関係まで

R.アクセルロッド

表題の「国際関係」とは人間の経済活動を、「バクテリア」とは生物の行動を象徴的に言い表している。この本は、生物間の行動から社会学的な経済活動まで利害対立を含めた行動原理を、ゲーム理論を用いて解明しようとする。ゲーム理論はアメリカの数学者、フォン・ノイマンが開発し、経済学の分野で発展してきたものだが、生物学においても積極的に利用され、 進化ゲーム理論として発展してきたという背景がある。著者は政治学者だが、この本は、ゲーム理論を生物の個体間や国家間の相互作用のあり方に応用したもので名著と言える。 (松田裕之:訳/ミネルヴァ書房)

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