生物進化を考える

木村資生

著者は遺伝学者。分子レベルで遺伝子の変化を見ると、ダーウィンの自然淘汰説に対して、有利にも不利にも働いていないという「進化中立」説を唱え、大論争を引き起こしたことがある。この本は、ダーウィンの自然選択説を補強し進化の総合説の確立に貢献した中立進化の考え方について理解できる。 (岩波新書)

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