生物はウイルスが進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像

武村政春

数十億年前に誕生した、ウイルスの祖先について書かれている。著者は、この祖先と思われる巨大なウイルス=トーキョーウイルスを発見した。このウイルスに病原性はないが、生命の起源に非常に重要な働きをするという。例えば胎盤の栄養膜は、ウイルスが作ったことがわかっている。さらに生物の細胞核はウイルスが作ったのでないかという仮説を提唱。ウイルスの祖先がヒトを含む生物の共通祖先に感染し、生物の発展・繁栄に不可欠なDNAや細胞核をもたらしたという。今注目を集める巨大ウイルスが生命と進化の歴史を明らかにする。 (ブルーバックス)

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