生命の宝庫・熱帯雨林

井上民二

地球上でもっとも生物多様性の高い熱帯雨林について、その歴史やそこに住む生物や生物間の関係が生き生きと描かれている。すべての生物が1種だけでは生きられず、多くの生物との関係性の中で子孫を残し、種を維持していっていることが明快に示されている。特に、生物多様性の宝庫である熱帯雨林では、その関係性こそが重要であることが紹介されている。一年中温暖で気候に季節変化のない熱帯雨林で起こる不思議な一斉開花現象について、著者とその学生たちが不眠不休で取り組んだ研究の成果を通じて生態研究の魅力を感じるとともに、地球環境の危うさを知ってほしい。 (NHKライブラリー)

同じ分野のおススメ本

こちらもおススメ


みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ