やわらかな遺伝子
マット・リドレー
ヒトゲノム解読によって人間の持つ遺伝子数が約3万ということがわかり、そのくらいの数でこんな複雑な仕組みを作れるのか!と驚くことでしょう。一卵性双生児における研究は非常に興味深く、遺伝的に強く決定づけられているところと可塑性のあるところがあるということをクリアに示していると思います。
また、この本の中では状況に応じて遺伝子オンオフのスイッチを切り替えるという環境に応じた柔軟な制御機構があるということを研究成果に基づいて説明しており、こんなふうな複雑な仕組みを私も解いてみたいと思ったように記憶しています。生物研究を志した基部にある、そんな本です。難しい部分もあると思いますが、高校生のうちに一度読んでみると良いかと思います。
(ハヤカワ文庫)
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