生きもの上陸大作戦 絶滅と進化の5億年
中村桂子、板橋涼子
今日の地上の緑豊かな自然、そこには植物、動物、微生物など多様な生物が環境に適応し、豊かな生態系をつくって暮らしている。しかし、これは地球の46億年の歴史のなかでずっとあったものではない。いまから5億年前、不毛の大地に植物、昆虫そして脊椎動物の上陸作戦が開始されたことでできあがったものなのだ。上陸した生きものは体の形態・構造を環境に合わせて変える一方、環境も変えてきた。この本は、このときの適応と進化の一大イベントを、DNA、生物形態、化石研究などの最新の成果からいきいきと描いている。学問的には環境に適応した形態進化とその遺伝子レベルでのしくみを扱う基礎生物学の中の「形態・構造」学に相当する。
(PHPサイエンス・ワールド新書)
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