冬眠の謎を解く

近藤宣昭

冬眠とは動物が活動力を極度に低くした状態で越冬することをいう。地球上では多種多様な生物が、それぞれの生息環境に適応しながら生きている。個体として統一のとれた生理機能や行動は、生物が生まれながらに持っている環境適応のしくみだが、冬眠はその一つ。カエル・イモリ・蛇などの変温動物に多いが、クマなどの冬ごもりは体温低下がわずかで、睡眠状態に近いという。この本は、低温で生きる体のひみつから始まり、冬眠は長寿をもたらすかどうか、人間は冬眠することができるかという可能性へと解説を進めていく。 (岩波新書)

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