量子革命 アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突
マンジット・クマール
量子力学の黎明期を駆け抜けた偉人たちの、世代を超えたタスキリレーを描いています。想像力と知的好奇心を原動力に、実験データと理論モデルというタスキが、次々と渡されていきます。天才たちの手によって全く新しい物理学分野が、意図せず生み出されていく様は爽快です。その当時には突拍子もない仮説でも、後々正しいと証明される科学の醍醐味を教えてくれます。前期量子論を習った高校生におすすめです。
(青木薫:訳/新潮文庫)
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