カムイ伝

白土三平

1964年から始まった漫画家・白土三平による大長編マンガ。このマンガは、主にカムイ(非人)、正助(農民)、竜之進(武士)という三者三様の若者を中心に物語は展開される。カムイは物語の進展にともない傍観者的になり、農民の正助が物語の中心になっていくが、農業土木事業についての描写が多く見られる。地域環境工学という学問の前身は、実は農業土木学と呼ばれ、日本独自の学問として始まったものなのだ。正助の農作業への取り組みはまさに日本の農業土木そのものと言える。このマンガはそんな読み方をしても楽しい。全15巻完結セットでも出ている。 (小学館文庫)

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