花を咲かせるものは何か 花成ホルモンを求めて

瀧本敦

なぜ植物は春になると花を咲かせるのか。どうやって季節を感じているのか。そんな単純な問いから生まれた学問分野は、多くの人を巻き込む大論争に発展しました。1930年代に提唱されたものの、その実体が長い間わからないままであったフロリゲン(花成ホルモン)が見つかるまでの歴史が、わかりやすく書いてある読み物です。

これが書かれた時点では、まだフロリゲンが見つかっておらず、翌年にフロリゲン発見の端緒となる研究が報告されたことを念頭に読むと面白いです。実体が気になる人は、調べてみるとさらに面白いかもしれません。 (中公新書)

同じ分野のおススメ本

こちらもおススメ




みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ