日本近代思想批判 国知の成立
子安宣邦
著者は、本居宣長、荻生徂徠、平田篤胤、福澤諭吉などの思想を研究してきた日本の代表的な思想史研究者。本書では、民俗学、支那学(第二次世界大戦以前、日本は中国を支那と呼んでいた)、国語学、倫理学などの近代日本の学問と日本のナショナリズムの関連を解析。近代日本の学問の基盤には、帝国日本的な思想が流れていると批判する。日本の近現代を考察する上で参照すべき一冊。
(岩波現代文庫)
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