エミール

ルソー

ある普通の少年が生まれてから結婚するまで、もしあなたが家庭教師として面倒を見て育てることになったら、どんな育て方をするだろうか。フランス革命に大きな影響を与えた思想家・ルソーが書いたこの小説は、教育学専攻の学生の必読書と言われている。18世紀ヨーロッパの育児書として、当時どのようなことが教育上の問題と捉えられていたのか。そして「自然な人間」の育成を目指したルソーは、どのように問題を解決しようとしたか。それは現在どんな評価を受けるのか。ぜひ本書を開いて考えてみて欲しい。 (今野一雄:訳/岩波文庫)

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