哲学探究
ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン
天才哲学者ウィトゲンシュタインの後期哲学を代表する著書。彼の死後出版された本書には、前期哲学「論理哲学論考」を転換した画期的な視点が示されている。前期哲学を完成後、やることのなくなったヴィトゲンシュタインは小学校の先生になるが、ある事件で職を辞した後、画期的な哲学の再構築を行った。有名なのは、日常生活で使われる言語を扱った「言語ゲーム」という概念である。言語ゲームは現代のあらゆる分析哲学や認知科学の礎となった。自ら生み出した哲学体系を打ち壊し、そして再び構築し直すという強靱な精神力には驚かざるを得ない。
(丘沢静也:訳/岩波書店)
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