暇と退屈の倫理学

國分功一郎

著者の膨大な哲学・思想学的知識をもとに、「暇」と「退屈」について紐解いています。冒頭で問われる、「ISISの様な熱狂的な原理主義者・狂信者を、恐れつつ、どこか羨んでいる自分はいないだろうか?」という問いかけには、思わずドキリとさせられます。人は暇がなくても、退屈するのです。何度も読み直したい一冊。また内容もさることながら、イントロがとにかく素晴らしく、「考えを世に問う」という価値観を学べます。 (太田出版)

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