文学一般

世界中の様々な地域の文学作品を読みこなし、各民族固有の文学理論の性質を調べ、また二国以上の文学作品を読み比べる

千夜一夜物語   先住民文学   比較文学   ノーベル文学賞

学べる大学は?

研究をリードする大学

大学詳細

大阪大学

文学部 人文学科 日本学専修
【 主な研究者 】
平田由美
文学部 人文学科 英米文学・英語学専修
【 主な研究者 】
片渕悦久
文学部 人文学科 比較文学専修
【 主な研究者 】
橋本順光
外国語学部 外国語学科 ビルマ語専攻
【 主な研究者 】
井上さゆり
外国語学部 外国語学科 ウルドゥー語専攻
【 主な研究者 】
北田信
外国語学部 外国語学科 ペルシア語専攻
【 主な研究者 】
竹原新

京都大学

総合人間学部 総合人間学科 文化環境学系
【 主な研究者 】
勝又直也

早稲田大学

国際教養学部 国際教養学科
【 主な研究者 】
森田典正 間藤茂子

東京大学

教養学部 教養学科 超域文化科学分科 比較文学比較芸術コース
【 主な研究者 】
今橋映子

東京外国語大学

言語文化学部 言語文化学科
【 主な研究者 】
佐々木あや乃

筑波大学

人文・文化学群 比較文化学類 表現文化領域 テクスト文化学コース
【 主な研究者 】
平石典子 青柳悦子

海外で学ぶなら

大学詳細

University of Auckland/オークランド大学(ニュージーランド)

人文学部

【オセアニア文学】 ウィティ・イヒマエラ、アルバート・ウェンツなど第一世代のマオリ作家やサモア人作家がかつて教鞭をとっていた学部であり、現在はサモア人の女性詩人セリーナ・トゥシタラ・マーシュが教鞭をとっている。オークランドは南太平洋移民が多く、オセアニア文学を学ぶにはよい環境である。

University of Waikato/ワイカト大学(ニュージーランド)

マオリ・太平洋開発学科

【マオリ語・マオリ文化】 マオリ語とマオリ文化・伝統芸術を総合的に学ぶトータル・イマージョンの短期集中型のコースを開講している。上級者クラスには、幼稚園や小学校からマオリ語のトータル・イマージョンで育った学生も多く、ファイコーレロ(公の場でのスピーチ)をできる学生もいて、レベルが高い。

活躍する研究者

日本は脅威か興味の対象か~19世紀イギリスの小説や旅行記の中の日本

橋本順光 先生
大阪大学
文学部 人文学科 比較文学専修/文学研究科 文化表現論専攻

「比較文学」「比較文化」という学問は、誤解を前提としています。文化や物語は、受け手によって伝言ゲームのようにつくりかえられます。私は19世紀以降のイギリスで出版さ・・・

亡命や難民などを経験した人々、あるいはそうした人々を祖先にもつ作家が生み出す、新しい文学とは

越川芳明 先生
明治大学
文学部 文学科 英米文学専攻/文学研究科 英文学専攻

日本の大学では、百年前に作られた国民国家の枠組みにしたがって「アメリカ文学」や「日本文学」といった括りで文学を捉えることが多いですが、私はそのような枠組みでは捉・・・

小杉世 先生
大阪大学
言語文化研究科 言語文化専攻

【ポスト植民地時代の文学研究、先住民・移民文学研究、オセアニア研究、環境や核をめぐる言説・表象・文学・芸術の研究】イギリスが植民地支配を行っていた世界各国の中で、特にオセアニアにおける植民地化と脱植民地化の歴史、様々な社会的問題などを研究。その文脈で、オセアニアの文学や舞台芸術、絵画、放射線汚染の問題などを考察する

興味がわいたら

越えてくる者、迎え入れる者 脱北作家・韓国作家共同小説集

ト・ミョンハク、イ・ジミョン、ほか

生きる苦しさに耐えられず、北朝鮮から脱出する人々がいます。多くは韓国で定住し、2016年には3万人を超えました。この本は、北朝鮮から脱出してきた人が韓国で書いた小説6編、韓国の人が北朝鮮の人々との関わりを書いた小説7編を翻訳したものです。

その一つに、北朝鮮から脱出してきた20代の人が書いた『父の手帳』という小説があります。10代後半に家族で北朝鮮から脱出し、第3国を流転するうちに母・姉と生き別れになりました。韓国に来てから大学に入学した後、父が病死し、たった一人になります。その自分のことを題材にしています。

韓国と北朝鮮は、たかだか70年あまり前までは、一つの共同体だったところです。言葉も同じものです。しかし70年あまりの間に、韓国と北朝鮮は、まったく違った体制になっています。言葉は通じるのになじめない暮らしを続ける青年の心のうちがつづられた文章からは、縮めようのない周囲との距離間が伝わってきます。日本の10代の人たちにも、伝わるものがあると思います (訳;和田とも美/アジアプレス・インターナショナル)


もしも、詩があったら

アーサー・ビナード 

「もしも」をキーワードにして詩にアプローチし、英詩だけではなく日本語の詩も身近に感じられる本です。詩人たちが織りなしてきた作品は、「もしも」に基づいた現実の世界の反転ですが、その世界は私たちが当たり前として受け取っているものの見方を一変させてくれる素晴らしい効用があることを教えてくれます。 (光文社新書)


やっぱり世界は文学でできている 対話で学ぶ<世界文学>連続講座

沼野充義

文芸評論家としても活躍するロシア文学研究者沼野充義先生の対談集です。タイトルに「学ぶ」とありますが、勉強しようと読むのではなく、寝転がって、面白い話に耳を傾ける気分で読んでほしい本です。

ゲストは、ぐんぐん読ませる『カラマーゾフの兄弟』新訳で一世を風靡したロシア文学者・亀山郁夫、文学と映画、フランス文学から日本文学と横断的な活躍をしているフランス文学者・野崎歓、アメリカ文学を読むことで世界文学が見えてくることを示してくれたアメリカ文学者・都甲幸治、最年少で芥川賞を受賞して以来活躍を続ける作家・綿矢りさ、日本語以外の言語を母語とする作家としてはじめて芥川賞を受賞した中国生まれの楊逸、日本語とドイツ語両方で作家活動をする多和田葉子。縦横無尽で脱線も満載のおしゃべりが、世界文学の豊かさを見せてくれます。 (光文社)


オスカー・ワオの短く凄まじい人生

ジュノ・ディアス

アメリカには、ヒスパニックと呼ばれるスペイン語圏からの移民が多いことは聞いたことがあると思います。この小説では、母親がドミニカ共和国出身の、オタクでモテない青年オスカーが主人公です。こんなに面白く、衝撃的に残酷で、でもとても切ない小説を、ほかに知りません。

ドミニカ共和国の独裁者トルヒーリョに翻弄され、離散した家族の人生が、ポップなノリと複数の登場人物の語りで明らかになっていきます。英語とスペイン語が渾然一体となった作品ですが、カタカナでスペイン語のルビがふってあるので、2言語が混交した独特の文体を楽しむことができます。「スパングリッシュ(Spanish + English)」やカリブ文化、アニメやSFなどのサブカルチャーを扱った文学に興味がある人には、特におすすめです。 (訳:都甲幸治、久保尚美/新潮クレスト・ブックス)


本コーナーは、中高生と、大学での学問・研究活動との間の橋渡しになれるよう、制作・運営されています。

「学べる大学は?」の「研究をリードする大学」で紹介する大学は、科学研究費の採択件数が多い大学です。( →詳しくはこちら )

各先生の所属など、掲載されている大学(学部・学科ほか)の名称は、2020年1月段階の調べによります。実際の進路選択等に際しては、各大学のHP等で改めてご確認ください。

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