世界の宗教は人間に何を禁じてきたか

井上順孝

宗教の戒律としてはイスラム教の断食のような厳しいものがよく知られるが、キリスト教、ヒンドゥー教、上座仏教などにも様々な戒律があり、日本の宗教にもあまり厳しくないものの戒律は存する。本書は、なぜ戒律が今でも守られているのか、教典の記載を示しながら解説。戒律がどのような理由でどのような人々によって担われているかや、戒律の歴史的変遷を知ることは、宗教と社会・文化との関わりを具体的に考える手がかりになるだろう。また、本書を通して日常的な習慣の中にも戒律的な要素があることを知ることができ、宗教社会学は非常に身近な現象を理解するのに役立つ学問であることがわかる。 (KAWADE夢文庫)

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