恋愛遺伝子 運命の赤い糸を科学する

山元大輔

男子学生が二晩着続けたTシャツの匂いを嗅ぐ・・。想像しただけでも臭ってきそうな話だが、これは真面目に行われた実験。匂いを嗅いだのは女子学生であり、その結果は「自分とかけ離れたHLA型の相手の匂いを好む」というものだった。白血球の血液型といえるHLA分子は、臓器移植の際に重要だが、実は異性との相性にも関与していることがわかってきた。異性の好みも遺伝子に支配されているかもしれないという点で、大変興味深い。 (光文社)

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