微生物の狩人
ポール・ド・クライフ
17世紀、はじめて顕微鏡を使って微生物を観察し、「微生物学の父」と言われるオランダ人レーウェンフックをはじめとして、パストゥール、コッホなど13人の細菌学者の人物と業績を紹介する。当時、微生物の概念すら否定されていた時代から、さまざまな発想や工夫を凝らして、新しいものを発見していくプロセスは現代にも通じるものがある。また、この本に登場する研究者の苦悩や興奮がリアルに伝わってくるので、一気に読み上げてしまう。
(秋元寿恵夫:訳/岩波文庫)
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