高校数学でわかるボルツマンの原理 熱力学と統計力学を理解しよう

竹内淳

「熱力学」と「統計物理学」を結ぶ「ボルツマンの原理」が数式を使って理解でき、「乱雑さ」ともいわれるエントロピーの意味までわかるようになる良書である。途中で高校以上の数学も出てくるがわかりやすく解説されているので心配はいらない。初めの方で、ワットジュール、カルノー、クラウジウスなど「熱力学」と「統計物理学」で登場する偉大な科学者たちの業績と理論が読み物として面白く書かれている。ここを過ぎると、ボイル・シャルルの法則、熱力学の第1・第2法則、気体分子運動論など高校物理でおなじみの理論から始まり、大学レベルの「熱力学」と「統計物理学」の内容までを数式を使いながら解説し、目標である「ボルツマンの原理」の理解へと読者を導いてくれる。 (ブルーバックス)

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