生命の閃光 体は電気で動いている

フランシス・アシュクロフト

本書は「電気現象」が生命の根源的現象の一つであることを、膨大な例を示しながら教えてくれます。多くの生命電気現象は「イオンチャネル」とよばれる分子群によって引き起こされ、これまでに数多くのイオンチャネル遺伝子が発見され、研究対象となってきました。

味覚を含むすべての五感の受容から心臓の拍動、著者が発見した糖尿病治療法まで、これらの理解にはイオンチャネルという共通言語が必要とされます。物理現象と生命現象をつなぐイオンチャネルは、自然科学と生命科学のインターフェースとも言えます。

生命電気現象研究の歴史から最新知見までをここまで網羅した書物は他にありません。文体はカジュアルで、楽しく読めます。 (訳:広瀬静/東京書籍)

同じ分野のおススメ本

こちらもおススメ




みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ