動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

福岡伸一

「動的平衡」とは、生物の構成要素である生体分子(タンパク質、脂質、核酸など)が絶え間なく入れ替わっていることです。皆さんの体はずっとそこにありますが、体を構成する分子は常に壊され新しいものと取り替えられています。これは、作られてからずっと同じ部品で働く機械と人間との最も大きな違いです。分子が入れ替わりながらも、体がずっとそこにある不思議。脳が記憶を保ち続ける不思議。生命の本質ともいえるその不思議を表す概念が「動的平衡」なのです。 (木楽舎)

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