項羽と劉邦

司馬遼太郎

紀元前3世紀末、秦の始皇帝が没すると、中国の世は再び乱れた。本書はこのとき覇権を争った、項羽と劉邦という2人の武将を描いた歴史小説。この小説には、東アジア社会に共通する組織や人間関係や政治に関する価値観が描かれており、「四面楚歌」「背水の陣」「左遷」などこの時代に由来する故事成語もある。東アジア人の基礎教養として読むこともできる。高校生もいずれ否応なく社会の歯車に組み込まれていくであろうが、政治や権謀術数が苦手で巻き込まれたくない人にもおすすめ。横山光輝の漫画版もある。 (新潮文庫)

同じ分野のおススメ本

こちらもおススメ





みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ