日本のデザイン 美意識がつくる未来

原研哉

「デザイン」という言葉を聞いてもいったいどんな対象を扱うのか、「デザイナー」という職能についてもどんな仕事なのか、イメージし難い人もいるでしょう。著者はグラフィック・デザイナーですが、デザインの意味の広がりから、日本文化の独自性とデザインの展望まで、社会文化的・歴史的な視角から論じています。

デザインとは、未来を構想すること。人が豊かに暮らせる/あるべき生活環境をどのようにつくるかという構想(思想)から完成形(具現化)までを指します。デザイン史は、そうした人間の知恵と技によってつくられる環境の総体を美術・社会・経済・技術など多角的に検討します。グローバル化が進む現在、日本のデザインの可能性を考えるよい機会になるはずです。 (岩波新書)

同じ分野のおススメ本

こちらもおススメ



みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ