文明の生態史観
梅棹忠夫
アフガニスタン、インド、パキスタンなどを調査して、文明の発展してきた過程とはどんなものかを知る書。著者は世界を単純に東洋と西洋に分けるのではなく、西ヨーロッパと日本を第一地域、その間の大陸を第二地域とする「文明の生態史観」を新たに示している。内容は難しいかもしれないが、日本人が何者であり、日本文化とは何なのかヒントが与えられる。将来、文化活動、芸術活動を志す人は必読である。
(中公文庫)
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