ネオ・ファウスト
手塚治虫
「死にかけの老人が若返って人生をやり直す」という、ゲーテの名作『ファウスト』を題材に、手塚治虫が舞台を高度経済成長期の日本に移して翻案した漫画。ゲーテも手塚治虫も若いころは医学を学んだが、彼らはどうして医者をせずに創作者になったのか、なぜ年を取った人の多くが人生を後悔して若返りを望むのか。そして、高校生の自分が、死にかけの老人が若返ってやり直した自分でこれから二度目の人生を生きると仮定して、生きるに値する人生とは何か、研究するに値するテーマとは何かを、考えてみてほしい。
(講談社)
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