数理物理・物性基礎

物質の物理的な性質を統計的に解く数学の力を用いて、普通の物理法則では予測できない熱やカオス、生命現象など複雑な現象を解き明かす物理学~医学や生命情報科学につながる

複雑系科学   非線形科学   統計力学   パターン形成

海外で学ぶなら

Boston University/ボストン大学(米)

Physics Department

【Condensed Matter Theory】 Harvard, MITと同じ都市圏にあるので世間的評価としては埋もれがちですが、この分野で優秀なスタッフを揃えており、若手人材も輩出している。

College of Staten Island、The City University of New York/ニューヨーク市立大学スタテンアイランド校(米)

Department of Chemistry

【Modeling of biological macromolecules】 ゲノムDNAを含めて、生体高分子の構造と機能に関しての、モデル研究(シミュレーション)が特色。

Princeton University/プリンストン大学(米)

【厳密統計力学】 この分野の第一人者がいる。

University of California, Santa Barbara/カリフォルニア大学サンタバーバラ校(米)

Kavli Institute for Theoretical Physics (KITP:カブリ理論物理学研究所)

【Theoretical Physics】 KITPは常時世界中から理論物理学各分野で第一線の研究者を集めて研究プログラム(滞在型ワークショップ)を実施している。その要素もあって、理論物理学分野では優れた研究者を揃えた世界屈指の研究拠点。理論物理学業界では有名ですが、おそらく世間ではそのことがあまり知られていないであろう。なお、日本出身のノーベル物理学賞受賞者、中村修二先生の現職もこの大学。

École normale supérieure Paris/ エコール・ノルマル・シュペリウール・パリ(仏)

Département de chimie

【Control of the higher-order structure of DNA】 フランスのエリート大学。その中にあって、自由な雰囲気で、創造的な研究を展開。

Universität zu Köln/ケルン大学(独)

Fachgruppe Physik

【Theoretical Physics】 ドイツの大学は日米を含む他の多くの国に比べ「地方分権」的であまり序列は強くないが、分野ごとに強い大学はある。物性理論に強い大学としてケルン大学がある。物性実験では、近年日本のトポロジカル物質研究をリードしていた安藤陽一先生がこちらに移籍した。

本コーナーは、中高生と、大学での学問・研究活動との間の橋渡しになれるよう、制作・運営されています。

「学べる大学は?」の「研究をリードする大学」で紹介する大学は、科学研究費の採択件数が多い大学です。( →詳しくはこちら )

各先生の所属など、掲載されている大学(学部・学科ほか)の名称は、2024年9月段階の調べによります。実際の進路選択等に際しては、各大学のHP等で改めてご確認ください。