電気・電子系の本

高校数学でわかるマクスウェル方程式 電磁気を学びたい人、学びはじめた人へ

竹内淳

数学に立脚しながらも、数学の苦手な人にも、電気電子工学の中で一番重要なマックスウェル方程式を理解できるように、丁寧に書かれている。姉妹書『高校数学でわかるシュレディンガー方程式―量子力学を学びたい人、ほんとうに理解したい人へ (ブルーバックス)』もおすすめ。 (ブルーバックス)



現代物理学の謎は原子時計で解決される!

梶田雅稔

原子時計は、原子や分子のスペクトル線の周波数標準に基づき、超正確な時間を刻む時計である。高精度のものは3000万年に1秒しか狂わないという。原子時計は、NTTの時報、GPS、天体観測などに幅広く活用されている。この本は、原子時計の精密さ・正確さを利用することによって、巨大な実験装置を用いずとも大学の実験室レベルで研究が可能であることを示してくれる。例えば、原子や分子の素となる陽子や電子の質量が不変なものかどうか実ははっきりとはわかっていないといわれているが、その検証に原子時計が使えるのだ。 (風詠社)



ナノテクって面白い!!…∞ 孫と一緒にサイエンス

川添良幸

物理に精通していない普通の高校生でも肩がこらず読めて、ナノテクの面白さを伝えてくれる本。ナノテクとはどういう学問か、ナノテクが社会のどのような分野に応用されるか、ナノ学会会長のおじいちゃんが孫に教えてくれる。とくに、ナノ構造を観察する研究手法、ナノ構造物にはどのようなものがあるか、様々なデバイス応用等の説明がある。 (近代科学社)



数理科学 特集「光と物理学」 2013年3月号

科学の最前線を紹介する月刊誌『数理科学』の特集号「光と物理学」では、身近な自然現象である光の研究を紹介している。その中で電気通信大学の宮本洋子先生は、「光渦と角運動量」というタイトルで、量子力学を使わないと説明できない光の新しい性質について書いている。もう少し具体的には、光が回転しながら進む「光渦」について解説している。数式部分は高校生には難しいが、目に見える現象を中心になるべく数式を用いず言葉で説明するように書かれている。 (サイエンス社)



高校数学でわかるシュレディンガー方程式 量子力学を学びたい人、ほんとうに理解したい人へ

竹内淳

電気電子材料物性を支える量子力学の基礎であるシュレディンガー方程式の全体像がつかめる。式の展開は極めて丁寧に書かれており、紙と鉛筆がなくても式の展開を追うことができる。量子力学は物質中での電子や光の振る舞いを決めているため、電気材料や電子装置に関係する全ての材料の基礎となる学問の根底に位置するとも言える。 (ブルーバックス)



ファラデーの生涯 電磁誘導の発見者

H.スーチン

この本はファラデーの生涯を伝記として描いている。小学校までしか出ていないファラデーは、14歳で製本屋の見習いとして働き始め、その後ロンドンの王立協会の会員に選ばれ、科学者として大きく羽ばたく。ファラデーの業績でもっとも有名なのは、電磁気学分野における電磁誘導の発見だ。王立研究所において研究の日々を過ごし得たのか、どのような生涯を経て科学上の偉大な発見をなしえたかということがわかる。 (小出昭一郎、田村保子:訳/東京図書)



身近な電気・節電の知識

柴田尚志、森田一弘

この本は生活の中でわき起こる疑問をQ&A方式で紹介し、興味を持ったテーマから読み進められる内容構成。例えば、こんな具合だ。直流と交流って何が違うの?雷から電気製品を保護するにはどうしたらいいの?タコ足配線はなぜ危険なの?何本までなら大丈夫なの?地震の時コンセントからプラグは抜いた方がいいの?オール電化は災害のとき困らないの?なぜIH調理器で加熱できるの?エアコンはどうして冷房も暖房もできるの?ハイブリッドカーってエコなの?携帯電話やパソコンの節電方法は?記録メディアは永久不滅?などなど…。電気とはどのようなものか、賢い利用法なども学べる。 (オーム社)



しくみ図解 半導体が一番わかる

内富直隆

長岡技術科学大学の内富直隆先生による、半導体の本。様々な種類の半導体を紹介し、半導体の歴史から今後の展望まで、半導体の基本から応用まで、応用物理学と関連する半導体の物性研究全般について述べている。最先端の電子制御技術である半導体のスピントロ二クスについても紹介している。 (技術評論社)



1秒って誰が決めるの?  日時計から光格子時計まで

安田正美

この本は次世代原子時計の開発に挑む若手研究者による一般向けの本。時間を正確に測るための時計の進化の歴史や、現在の時間の基準となっているセシウム原子時計、そして日本発の技術で、次世代原子時計の有力候補であるイッテルビウム171光格子時計光格子時計などが、わかりやすく紹介されている。新しいレーザー技術を編み出し、原子の運動や光を極限まで制御するためにさまざまなアイデアを駆使し、少人数のグループによる手作りの装置で次々と新しいことに取り組んでいく様子が描かれ、光エレクトロニクス分野の面白さや熱意が伝わる。 (ちくまプリマー新書)



なんでも測定団がいく

武蔵工業大学:編

工学では知るために「測る」ことは重要で、計測工学という分野もある。しかし、この本では、物理的なことだけでなく「なんでも」測るという。人体に関すること、地球に関すること、情報や社会など形にないものも測る。その方法とは。難しいと思われる測定を、どうやったらできそうかを考え、試行錯誤していくことが大切だということがわかってもらえたらうれしい。 (ブルーバックス)


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