電気・電子系の本

ナノテクって面白い!!…∞ 孫と一緒にサイエンス

川添良幸

物理に精通していない普通の高校生でも肩がこらず読めて、ナノテクの面白さを伝えてくれる本。ナノテクとはどういう学問か、ナノテクが社会のどのような分野に応用されるか、ナノ学会会長のおじいちゃんが孫に教えてくれる。とくに、ナノ構造を観察する研究手法、ナノ構造物にはどのようなものがあるか、様々なデバイス応用等の説明がある。 (近代科学社)



ここまで進んだ超電導応用技術

超電導の技術や応用を、初学者にもわかりやすいように、約25分の映像教材にまとめた。パワー応用分野とエレクトロニクス分野において、多くの企業や大学、研究機関から映像の提供を受け制作している。低温工学・超電導学会のHP(http://www.csj.or.jp/caj/2009/DVD.html)から購入できる。 (低温工学・超電導学会 大嶋重利:監 )



量子コンピュータ 超並列計算のからくり

竹内繁樹

量子コンピュータをわかりやすく書いた本はまだ少ない。量子コンピュータの基礎になる量子力学は、なかなか理解するのが難しいが、この本はわかりやすく入門書となるだろう。普通のコンピュータとの対比もわかる。 (ブルーバックス)



現代物理学の謎は原子時計で解決される!

梶田雅稔

原子時計は、原子や分子のスペクトル線の周波数標準に基づき、超正確な時間を刻む時計である。高精度のものは3000万年に1秒しか狂わないという。原子時計は、NTTの時報、GPS、天体観測などに幅広く活用されている。この本は、原子時計の精密さ・正確さを利用することによって、巨大な実験装置を用いずとも大学の実験室レベルで研究が可能であることを示してくれる。例えば、原子や分子の素となる陽子や電子の質量が不変なものかどうか実ははっきりとはわかっていないといわれているが、その検証に原子時計が使えるのだ。 (風詠社)



レーザーはこうして生まれた

C.H.タウンズ

著者のチャールズ・ハード・タウンズは、1964年のノーベル物理学賞を受賞したアメリカの物理学者。受賞理由は、放射の誘導放出による光増幅を利用した光線、すなわちレーザーの発明だ。この本は、20世紀の一大発明であるレーザーの開発のいきさつがわかる。 (霜田光一:訳/岩波書店)



光化学の驚異 日本がリードする「次世代技術」の最前線

光化学協会:編

光を使って何ができるのだろう、ということに関心のある人におススメの本。光で分子をあやつる方法、光触媒による環境浄化、光で動く「分子モーター」、加工に使うレーザー光など、光化学の研究成果を解説する。光工学の実現には、多くの場合優れた材料は必須。光と化学の接点という観点からも興味深い本だ。 (ブルーバックス)



光と物質のふしぎな理論 私の量子電磁力学

リチャード・P.ファインマン

高校の物理の教科書には光は“波”であると書かれているが、量子論という考え方に基づくと光は“粒子”としての性質も持ち合わせていて、これを光子と呼ぶ。この本は、光子という概念の理解に難解な数式を一切使うことなく、理解させてくれる。著者のファインマンは、世界中の物理学を志す大学生によって読み継がれており、朝永振一郎博士とともにノーベル賞を受賞している。ファインマン先生の独特の語り口調を味わうだけでもこの本を読む価値は大きい。またあらゆる光のテクノロジーを扱う「光工学・光量子科学」の研究分野がよくわかるようになる。 (釜江常好、大貫昌子:訳/岩波現代文庫)



新しい物性物理 物質の起源からナノ・極限物性まで

伊達宗行

物性物理学の基礎から最先端のナノ科学まで幅広く書かれており、応用物性を含めた応用物理学がどのような分野かを知るのに良い。特にこの本は、原子の構造、電子軌道など、高校物理・化学で学ぶ範囲から、物性物理学の中心的なテーマである電気伝導(超伝導、半導体)、磁性、ナノマテリアル、極限物性の分野までをカバーしている。また物性物理各分野の最先端の研究成果についても簡潔に説明されている。 (ブルーバックス)



天野先生の「青色LEDの世界」 光る原理から最先端応用技術まで

天野浩、福田大展

ノーベル賞受賞者の天野先生自身の言葉で研究内容が語られており、大変面白い。広くいきわたり、存在することが当たり前となった発明にも、それを達成するまでには様々なドラマがある。そして、そのドラマは準備を怠らなかった人のもとにしか訪れないということをわかってほしい。「電子・電気材料」と言うと、用途に適した素材がまずあり、その上で研究をする、という印象を持つかも知れない。もちろんそのような研究も重要で、発表される研究論文の数も多いが、この分野の画期的な成果は、ターゲットとなる現象を実現するために素材を作り上げるところから生み出される。そうしたこともわかる本だ。 (ブルーバックス)



しくみ図解 半導体が一番わかる

内富直隆

長岡技術科学大学の内富直隆先生による、半導体の本。様々な種類の半導体を紹介し、半導体の歴史から今後の展望まで、半導体の基本から応用まで、応用物理学と関連する半導体の物性研究全般について述べている。最先端の電子制御技術である半導体のスピントロ二クスについても紹介している。 (技術評論社)


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