虐殺器官

伊藤計劃

言葉は理解を促進する道具であると同時に、対立を促進する道具でもあります。この作品の鍵は「虐殺の文法」。それが何かは明示的には示されていませんが、それについて考えることはできます。「責任は私にある」と50回以上宣言したり、敵対心を煽り立てるツイートをする政治家がいる世界を生き抜く上で、参考になりそうな作品です。 (ハヤカワ文庫JA)

同じ分野のおススメ本

こちらもおススメ