史記

司馬遷

中国古代の伝説上の黄帝から、夏、殷、周、春秋戦国時代、秦、前漢の武帝にいたる二千数百年の歴史が記された中国の大古典で、全130巻の大著である(列伝だけを収めた岩波文庫でも5冊ある)。描かれた一人ひとりの登場人物に血が通っており、共感し、心惹かれる人物が必ず見つかるだろう。本書に取りかかる前に、中島敦の『李陵』を読めば、著者である司馬遷についても知ることができ、興味がかき立てられるに違いない。本書は歴史の風雪に耐えた古典であり、物事をじっくり考える大切な機会を与えてくれるだろう。 (小竹文夫、小竹武夫:訳/ちくま学芸文庫)

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