精神科の専門家をめざす
福田正人
著者は、精神病理学者。統合失調患者の脳内反応を調べるミラー・ドローイング・タスクという実験で知られる。これは二重線で星型が描かれた紙の上に、被験者に鏡像だけを見ながら二線間の間に、さらに線を書かせるという実験だ。そのときの脳内の反応を調べ、健常者には前頭葉における酸素化ヘモグロビン濃度が顕著に増大するのに対し、統合失調症患者にはそのような反応がないことを明らかにした。第11回日本統合失調学会会長。この本は主に精神科の専門家をめざす人に向けて書かれた。
(星和書店)
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