比べてわかる! フロイトとアドラーの心理学

和田秀樹

作業療法は、病を持った人を助ける職業だから、人と接することが好きな人が適している。そして、まず自分を好きにならないと、なかなか他人は好きになれない。本書は心理学の代表的な2人、フロイトとアドラーの考え方が示されているが、本書を通じて、ありのままの自分を認めることができるようになってほしい。また、本書からは、人は一人ひとり、考え方が違うということが理解できる。同様に、体の複雑な機能のバランスも一人ひとり異なる。同じような症状に見えても、薬(特に心の病の薬)の効果がある人、ない人、悪化してしまう人がいることも書かれている。治療というものは非常に難しく、複雑であるということが少しでも理解してもらえればと思う。 (青春出版社)

同じ分野のおススメ本

こちらもおススメ


みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ