食・農学系の本

植物で未来をつくる

松永和紀

植物科学分野の研究者へのインタビューに基づき、植物のゲノムや遺伝子に関する研究の実例や成果をわかりやすく解説している。毎回違ったサイエンスライターが植物科学の研究者たちを訪ね、植物研究の面白さをレポートする全5冊の「まるかじり叢書シリーズ」の1冊。 (化学同人)



すべて分析化学者がお見通しです! 薬物から環境まで微量でも検出するスゴ腕の化学者

津村ゆかり、立木秀尚、高山透、堀野善司

分析化学の技術を、環境・食品・医薬品・犯罪捜査・工業などの様々な分野の切り口から、非常にわかりやすく記述している本。社会の安心・安全を担う「分析屋」と呼ばれる化学者たちの手法や実例などを具体的に紹介していく。 (技術評論社)



進化し続ける植物たち

葛西奈津子

地球上ではじめて光合成をおこない酸素を作り出し、自ら栄養を作り出した――植物という生き方を選んだ藻類研究にはじまり、化石が語る植物と地球環境の歩みや植物の形の多様性を生んだ遺伝子の進化の足跡をたどり、植物と微生物の共進化を紹介する。この本は植物の「進化」をキーワードに、その研究の面白さをレポートする。作物の生産性向上のためにはまず、植物が持つ性質や特徴を十分に理解する必要がある。それについてのケーススタディーのような位置付けの本と言える。本書は、「植物まるかじり叢書シリーズ」全5冊の1冊。サイエンスライターが植物科学の研究者たちを訪ね、植物研究の面白さをレポート、日本植物生理学会が監修をする。他には、『植物が地球をかえた!』、『植物は感じて生きている』、『花はなぜ咲くの?』など。 (日本植物生理学会:編/化学同人)



生命は熱水から始まった

大島泰郎

「好熱菌を手掛かりに、原始生命は熱水中で生まれた」という熱水起源説を唱える生化学の専門家による著書。地球誕生から始まり、40億年前に一番最初の生命が生まれた様子を、現代の科学から推し測る。数ある生命起源論の中では異端とも思われるものだが、興味深い。 (東京化学同人)



プラントハンター

白幡洋三郎

世界の珍奇な植物や美しい植物を紹介しながら、それらを持たざる国がいかに躍起になって収集してきたかを伝える。植物の育種技術が社会の要請とどのように関わってきたかを、プラントハンターという一群の収集家の人々の行動から考えさせられる。この本では、歴史と農学の両面にまたがりながらバランス良く論じられており、高校生が知らないであろう面白いエピソードも満載されている。文理融合はこれらからの若い人には不可欠の視点であるが、それを現場で考える、しっかりした資料で実証する姿勢が重要であり、この本はそれがしっかりと感じられる。 (講談社学術文庫)



牛はどうやって草からミルクをつくるのか ルーメンの秘密

小野寺良次

タイトルの通り、牛が草を食べて乳になるまでを追いかけた本。食べ物の栄養分の組成、体の中に吸収されて血液となり、乳への移動に伴う成分やその変化などが、科学的に説明されている。くすりではないが、ものが体の中に入りその後どうなるのかがわかる。 (新日本出版社)



木のびっくり話100

日本木材学会:編

日本木材学会に所属するさまざまな木材研究者が、一般向けに書いた本。木材にまつわるさまざまな100のトピックスについて、専門用語、化学式、数式などを極力用いずにわかりやすく書かれている。それぞれのトピックスは見開きの2ページで完結しているため、最初から読む必要はなく、気軽にどこからでも読める。木材の物理的性質、化学的性質だけでなく、木材がいかに地球温暖化防止に寄与しているか、木材が未来を切り拓く先端材料であることなどが理解できる。また昔ながらの木の使い方、これからの木の使われ方、地球環境の保全における木の役割など、木の意外な面を知ることができる。 (講談社)



人を助けるへんな細菌すごい細菌 ココまで進んだ細菌利用

中西貴之

よく耳にする身近な細菌から、驚くべき生態を持つ細菌まで、様々な細菌が登場。実際にどのように微生物が利用されているか、またこれからどのように利用される可能性があるかという話が、とてもわかりやすく紹介されてる。 (技術評論社)



人が学ぶ植物の知恵

荻原勲、平沢正、福嶋司

植物の体の基本からはじまり、植物の生理作用、植物が放つ花の香り、子孫を残す受粉や遺伝子のしくみまで、植物の持っているさまざまな知恵を豊富なイラスト入りで解説する。著者は、園芸学、植生学、作物生態生理学の専門家たちの共同執筆による。 (東京農工大学出版会)



ふしぎの植物学 身近な緑の知恵と仕事

田中修

植物にまつわる様々な現象の不思議を、わかりやすく紹介している名著である。基本的な芽吹きから成長の部分はもちろん、植物とストレス、虫や病原菌、季節をどうやって知るか、どのように生殖するかなど、知っているようで知らない、植物たちの生きる知恵を確認できる。 (中公新書)


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