歴史家が見る現代世界
入江昭
ハーバード大学名誉教授である著者が、[現代世界」を考察する一冊。「国境を越えた人と人とのつながりは、国同士の対立や紛争のはざまにある『例外的な現象』ではない。むしろ、国家など存在しなかった時代から今日に至るまで、国境を越えたつながりこそが人間社会の『根本的な現象』なのである」(p.134)といった指摘など、いろいろと読みながら考えさせられる一冊です。
(講談社現代新書)
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