蘭学事始
杉田玄白
「蘭学事始」「杉田玄白」の名は日本史で見知った人も多いだろう。だが、それを試験のための知識に留めず、読みやすい現代語訳で読んでみよう。杉田玄白が日本の蘭学草創期についての記録を残そうと、往時を思い出して書かれたのが本書である。自然科学に限らず、人文科学や社会科学までを含む大学で学ぶ西洋流の科学を、私たちの先人はどうやってこの国に取り入れようとしたのか。その一端をうかがい知ることができる。
(片桐一男:現代語訳/講談社学術文庫)
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