バクマン。

小畑健:著、大場つぐみ:原作

マンガ家マンガの傑作。単行本は全20巻。手塚治虫以来、マンガ家マンガは、芸術家を主人公にした19世紀の小説やその末裔である太宰治の『人間失格』(主人公はマンガ家)から多くを受け継いできた。ただし『バクマン。』の主人公は、これまでと違い、全然、芸術家肌でないのが画期的。これはドストエフスキーの『罪と罰』をマンガ化した手塚と、おそらく『罪と罰』を読まずに、しかし実は主題が共通している『デスノート』を描いた小畑健、大場つぐみの二人との間に横たわるマンガの歴史と深い関係がある。『バクマン。』については、『美術フォーラム21 第24号』「特集:漫画とマンガ、そして芸術」に、論考が掲載されている。 (ジャンプ・コミックス)

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