その一言が余計です。 日本語の「正しさ」を問う

山田敏弘

「こちらでよろしかったですか」や「コーヒーになります」など、アルバイトで間違った敬語と言われる言葉にも、成立した理由がある。一方、老人達は若者の言葉を責め立てる。その理由は何なのか。様々な表現を賛否両面から検討した、中高生にも理解しやすい一冊。日本語学は、学問成果を積み上げるだけでなく、すべての日本語使用者に還元できる知見を蓄積するもの。本書は、言語研究者ならだれでも言う、「言語変化は当然だ」という観点で保守的な考え方を捨てるよう諭すのではなく、なぜ保守的な考えを持つのかも考えるという、学問分野の知見をよりよく社会に還元する方法を考える。 (ちくま新書)

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