花を咲かせるものは何か 花成ホルモンを求めて

瀧本敦

種子植物に花芽をつけるよう促す「花成ホルモン」の正体をつきとめるため、研究者たちが戦時中も灯を絶やさず、敗戦後も研究費が少ないことにもくじけず志を持って研究を進める様子が、本書では描かれる。花成ホルモンの「謎解き」には世界中の研究者が取り組んだが、日本の研究者が特に大きく貢献した背景には、本書の存在がある。研究そのものを知るにはやや古い本だが、本書を通じて、研究とは志を高く持った生身の人間の営みであることを知って欲しい。 (中公新書)

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