竜馬がゆく
司馬遼太郎
幕末を生きた坂本龍馬の人生をたどり、事を成すとはどういうことか、どのような人間性が求められるのか、考えるきっかけを与えてくれる。高校生の時に繰り返し読めば、その後の生き方の参考になるに違いない。同じく司馬遼太郎の作品で、幕府を倒す側で動いた坂本龍馬に対し、新選組として最後まで幕府を守ろうとした土方歳三を描いた『燃えよ剣』もあわせておすすめしたい。
(文春文庫)