花と木の文化史
中尾佐助
人はなぜ花を美しいと思うのか、どのようにして花や樹木を導入し、ともに暮らしてきたのか。これは 1980 年代の書籍ですが、現在もなお、この普遍的な問いに対して筆者のフィールドワークを基軸に科学的視点から論述されたものです。著名な民族植物学者である中尾佐助による植物学と民族学、双方の視点を持つこの書籍は、近年求められる文理融合型学問の重要性を改めて感じさせる 1 冊です。
理系か文系か、学問進路がまだ決まらない人、あるいはすでに決めている人にもぜひ、一度読んでいただきたいです。
(岩波新書)
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