物理学天才列伝
ウィリアム・H・クロッパー
力学のニュートン、熱力学のジュールやカルノー、相対性理論のアインシュタイン、量子力学のプランク、ボーア、シュレーディンガーなど、教科書にも載っている法則や定理に名を残した天才科学者たちが、どのように成果を成し遂げたかを人間ドラマとして描く。個人の業績や科学的な説明だけでなく、なぜそのようなことを考えたのか、学問として確立するまでの困難や苦闘、失敗や成功、人間性などが、歴史的背景や社会情勢を含めて紹介されている。科学の発展の歴史を人間の営みとして身近に感じ理解することができ、「科学技術が人類の真の文化に貢献する」とはどういう意味なのか考えを深める機会となる。
(水谷淳:訳/ブルーバックス)
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