Revolution 心房細動に出会ったら

山下武志

心房細動とは、高齢者に多く見られる不整脈のこと。心臓の心房内に伝える電気信号が通常1分間に60~100回に対し、1分間に350~600回の不規則な電気信号が発生し、心房全体が小刻みに震え、心房の正しい収縮と拡張ができなくなる疾患だ。この本は、循環器内科や不整脈を専門としていない医師などを対象とした本だが、内容は割り切りよく書いてあり、わからない用語などを調べながらであれば、高校生でも十分ついて行けるのではと思われる。本書は2008年に出版されたが、わずかな期間にかつては地味な不整脈だった「心房細動」をめぐる環境は激変したと著者は感じ、題名に“Revolution”の文字を付加して、出版し直されたものである。 (メディカルサイエンス社)

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