海辺のカフカ

村上春樹

『ノルウェイの森』がベストセラーとなりこれをきっかけに村上春樹ブームが起きた。日本国外でも人気が高い作家。10作目の長編小説であるこの本も上下巻が出ている。物語は、中野区から四国をめざして旅立った少年と、中野区で近所の猫探しを続ける老人が登場する。ギリシャ神話や日本の古典文学を引用しながら、2つの異なった世界を交互に行き来させるという手法で物語は展開する。行き来するうちに大切なイメージを逃さない感性に気づけるのだろう。 (新潮文庫)

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