地球はなぜ「水の惑星」なのか 水の「起源・分布・循環」から読み解く地球史
唐戸俊一郎
地球にある水の量は、質量にして地球全体の約0.023%に過ぎないが、地球に生命が誕生したのはこの水があるからだ。地球にプレートテクトニクスが起きているのも、そして地震が起きるのも、どうやら水があるかららしい。本書は、地球に存在する水はどこから来たのか、地球内部には水はどう分布し、どう循環しているのか、さらには水が地球にどんな影響を与えてきたのか、これらの謎について、地球誕生からプレートテクトニクスまで、様々な角度から、最新の研究成果をもとに平易に解説している。地球に住む私たちは、地球のあらましは、ぜひ知っておきたいもの。地球内部のダイナミックな姿を思い浮かべる手助けになる。
(ブルーバックス)