森が消えれば海も死ぬ 陸と海を結ぶ生態学

松永勝彦

環境問題を解決するためには、物質の循環を考える必要があり、一見全く関係がないようなところに解決策がある。例えばこの本では、東北の太平洋側で牡蠣養殖をしている漁師たちが、なぜ森に木を植えるのかを詳しく述べている。「土木環境システム」分野は、江戸時代のことわざ「風が吹けば桶屋がもうかる」の図式さながら、様々な環境問題においてなぜそうなったかを綿密に解析し、関係性がないようなことの中から、関係性を見つけ出す。そして、環境問題の解決策を導き出すことが必要とされている。 (ブルーバックス)

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